ファーストタッチと確認後のエントリー
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同じ水準、2つのエントリー方法
前の晩に印をつけた水準まで価格が上がってきたとします。ファーストタッチは、価格がその水準をつけた瞬間にエントリーする方法です。確認後のエントリーは、価格がまずその水準で何らかの反応を見せるのを待ってからエントリーする方法です。どちらも有効です。まずいのは、その場の気分で2つを行き来することです。意図して1つを選び、それを貫いてください。
トレードプランの用語で言えば、この水準は公開している水準の1つで、価格より上がレジスタンス、下がサポートです。ファーストタッチと確認後のエントリーは、その水準で動くための2つの方法です。
ファーストタッチと確認後のエントリー:トレードオフ
ファーストタッチのエントリーで得られるのは価格です。水準かそのすぐ近くでエントリーできるので、ストップを構造のすぐ外側に置け、計算上のリスクリワードはとても良く見えます。手放すのは情報です。水準が持ちこたえる根拠は何もなく、ファーストタッチの多くは、相場が通過する途中で試しているだけです。
確認後のエントリーで得られるのは情報です。反応を待つことで、きれいに突き抜けるケースをふるい落とし、水準が価格を押し返せると示した後にだけエントリーします。手放すのは距離です。エントリーが遅く不利な価格になるので、同じストップでも幅が広がり、リスクリワードは小さくなります。
交換の中身はこれだけです。良い価格と弱いシグナルを取るか、強いシグナルと不利な価格を取るか。2つは逆の形で失敗します。ファーストタッチはきれいなブレイクに負け、確認後のエントリーは合図を出さずに反転するV字回復に負けます。
実際にチェックできる確認のチェックリスト
確認後のエントリーをする前に、このリストを確認してください。正直に大半にチェックを入れられないなら、それはファーストタッチのエントリーを確認と呼んでいるだけです。
- 水準に事前に印をつけていた。自分のプラン、または取引セッション前に公開されたトレードプランの水準から来たものです。
- 方向と水準が合っている。ロングはサポートで、ショートはレジスタンスで取ります。自分のトレードに対して価格が水準の反対側にあるなら、見送ります。
- 価格が水準に届き、反応した。ヒゲでの跳ね返し、失速、ラインの自分側への引けなど、実際のローソク足の動きがあります。
- シグナルのローソク足が確定した。足の途中の急な動きは確定前に消えることがあるので、確定した足で判断します。
- 反応が自分の時間軸に合っている。デイトレードなら1〜5分足で、スイングなら1時間足か日足で確認します。速いチャートで確認しておいて、スイングのように持ち続けてはいけません。
- 足に勢いがある。十分な値幅があり、水準ではっきりと引けています。
- 無効化の価格を先に決めてある。クリックする前に「水準が崩れた」と判断する価格がわかっていて、その価格は構造の外側にあります。
- ストップを置いても許容できるリスクリワードが残る。エントリーからストップまでの距離と、エントリーからターゲットまでの距離を比べます。確認を待ったことでストップが自分の最低基準を超えて広がったなら見送ります。形が悪ければ、良いセットアップでも見送りです。
- チャートを覆すような予定されたイベントが迫っていない。CPIやFOMCの2分前の確認足はノイズです。
- 次の同じ場面でも取る。ファーストタッチを逃したからという理由だけでこのトレードを取るなら、このトレードはリベンジトレードです。
具体例:サポートの水準でのES
レポートでESのサポートが5300、その上の水準が5320だとします。構造は5296にあるので、そこを下回って引けたら無効化です。
ファーストタッチ:ESが5300をつけ、ロングします。エントリー5300、ストップ5296(リスク4ポイント)、ターゲット5320(20ポイント)で、計算上はおよそ5対-1です。ただ、水準が持ちこたえる根拠がないままロングしています。5300が5296へ向かう途中の休憩地点にすぎなかった場合、ストップを丸ごと食らいます。
確認後:ESが5300に到達し、5299までヒゲを伸ばし、5分足がラインの上の5303で引けます。5303でロングします。同じ5296のストップだと、リスクは7ポイント、ターゲットまでは17ポイントで、およそ2.4対-1です。形は悪くなりますが、水準が価格を押し返したからこそ取ったトレードです。
100回のトレードで見れば単純な計算です。ファーストタッチは5対-1で損益ゼロにするには約17%の勝率が必要で、確認後のエントリーは2.4対-1で約29%が必要です。確認後のエントリーが割に合うのは、きれいなブレイクをふるい落とすことで上がる勝率が、支払ったリスクリワードの分を上回るときだけです。これは自分のレビューの手順で測るべき数字です。
選び方と、トレードプランの役立て方
状況に応じて基本の方法を決めます。トレンドが出ていて素直に持ちこたえることが多く、ストップを狭くできる、新しく明確な水準ではファーストタッチを優先します。争いの激しい水準、もみ合い、イベントリスクが近いときは確認後のエントリーを優先します。レポートで銘柄が見送りになっていて、その取引セッションの水準がない場合、それ自体が待つべきだというサインです。
トレードプランは、チェックリストのうち事前に印をつける部分を担います。毎日の水準でES、SPY、NQ、QQQほか19市場の水準がわかるので、水準で自分がやることは反応を読むことだけです。レジスタンス、サポート、最も近いピボットの使い方は毎日の水準の使い方ガイドをご覧ください。どちらを選ぶかより大事なルールが1つあります。価格が来る前に方法を決め、そのまま結果を見届けることです。結果が出るたびにスタイルを変えると、使えるエッジがただのランダムな結果になってしまいます。
教育目的のコンテンツです。投資助言ではありません。
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